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水のコラム

洗面所が詰まったときどうすればいい？さまざまな原因と対処法を徹底解説！

2021年07月30日洗面所のトラブル

毎日使う場所だからこそ、詰まりやトラブルが起きやすいのが洗面所の特徴です。水がうまく流れていかず、いつもと違うような大きな音が鳴ってしまっていると、パイプのどこかに異常が見られています。今回は、この洗面所の水詰まりについて、原因から対処法まで詳しくご説明いたします。

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洗面所の詰まりの原因とは

洗面所で水詰まりが起きてしまうのは、ゴミや埃が流し口に詰まってしまうことから起きます。特に髪の毛は、排水溝に絡まり、掃除をしないでいるとどんどん蓄積していくため、詰まりの大きな原因の一つです。また人間の皮脂や手洗いで落ちた垢、歯磨き粉や洗剤などが排水溝に絡み付き、ヘドロのように張り付くぬめりとなってパイプを詰まらせていきます。

このようにゴミが溜まって細菌が繁殖している環境下では、カビやぬめりが発生してさらに詰まりやすい環境を作る悪循環が生まれてしまうのです。また単純に流せない固形物が詰まっている可能性もあります。

詰まったときの対処法

・ヘアキャッチャーをきれいに
洗面所の詰まりを解消するには、まずはこの汚れや詰まりの原因となっている物を取り除くことが必要です。まずは排水口を引き出し、ヘアキャッチャーと呼ばれる傘のような部分から、絡まった髪の毛やゴミを取り出していきます。そしてさらに爪楊枝などを用いて細かい汚れを取り、その上から歯ブラシできれいに表面についた汚れや粘着を落とします。

・排水トラップや排水管の掃除をする
ヘアキャッチャーを掃除しても詰まりが解消されない場合は、その奥にある排水トラップや排水管が詰まっている可能性があります。排水トラップとは、排水口の下のS字に折れ曲がっているパイプ部分のことで、折れ曲がっていることで水が溜まる時間を長くし、雑菌の繁殖や害虫の侵入を防ぐ役割を担っています。この部分に汚れやぬめりが蓄積することで、水が流れにくくなり、詰まりが生じてしまうことも少なくありません。そうした場合は、重曹とクエン酸の力を利用して汚れを分解して落とすことが効果的です。

・重曹とクエン酸を用いて詰まりを解消する
まず、重曹とお酢が2:1の比率になる量を用意します。目安としては重曹200g、クエン酸（お酢でOK）100gくらいが良いでしょう。排水口に重曹を振り入れた後、その上からクエン酸を流し入れて泡を発生させます。そのまま1時間ほど放置し、汚れをじっくりと分解させたら、ぬるま湯をかけて洗い流し完了です。この方法で掃除を行う際は、泡により炭酸ガスが発生するため、しっかりと換気を行うほか、他の成分を含んだ洗剤を同時に使用しないよう十分注意してください。

日頃からできる対策

洗面所の詰まりを日頃から防ぐにはどんな方法があるでしょうか。日々の生活で簡単に行える対策を、ここでいくつかご紹介します。

・髪の毛は流れる前に取る
ちょっとした細かい切れ毛や短い毛でも、流してしまうとヘアキャッチャーにどんどん溜まっていきます。見逃して水でそのまま流してしまうのではなく、排水口の近くに髪の毛が落ちていたら必ずティッシュなどで取って捨てるようにしましょう。また長い毛が流れてしまったときは、ぬめりの原因となる前に、ヘアキャッチャーから取り出しておくと効果的です。

・こまめに掃除する
上記でご紹介した方法のように、小道具やクレンザーなどを用いてこまめに排水口を掃除することはとても大切です。掃除をして常に清潔に保つことで、細菌の繁殖が抑えられ、詰まりの原因となるぬめりの発生を抑えられます。

・ぬるま湯を溜めて流す
洗面所にぬるま湯をためて一気に流す作業を行うことで、汚れを水圧で流し切ることも効果的な対策の一つです。毎日ではなく、3日に一回程度の頻度で、気付いたときに行うことをおすすめします。この際、パイプに負荷がかからないよう、ぬるめの温度で行うように心がけてください。

困った場合は業者に連絡を

掃除や対策を繰り返してもなかなか流れず、詰まりが解消されない場合は、排水口や排水パイプが劣化している可能性があります。年数が経つにつれてパイプが劣化してしまうと、ぬめりが発生しやすくなり、形が変形している場合があり、根本的な修復が必要です。詰まりを解消してもすぐに戻ってしまう場合は、劣化している可能性が高いので、業者に任せてしまった方が良いでしょう。