キッチンの蛇口や排水に詰まりが生じた際の原因や対処について -ひろしま水道職人 -広島県の水道修理、お風呂、トイレ、台所の排水管のつまり修理

水のコラム

キッチンの蛇口や排水に詰まりが生じた際の原因や対処について

2021年06月06日キッチンのトラブル

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排水で詰まりが発生する原因

キッチンで起こる詰まりはトラップで発生している可能性が高いでしょう。
トラップは下水から発せられる悪臭や虫が上がってくるのを防ぐ役割を果たしています。
これは水が溜まる構造になっていることで臭いや虫の侵入を防げているのですが、水が溜まる箇所には汚れも溜まりやすいのです。

調理で使用した油が冷えて固まり、そこに食べ物屑や雑菌、食器洗いなどに使用した洗剤が合わさることでぬめりに変化して排水管に付着します。
結果として水の通り道を塞いでしまうので、詰まりが引き起こるというわけです。

排水で詰まりが発生した際の対処法

・パイプクリーナーの使用
近くのホームセンターなどで購入可能なパイプクリーナーで詰まりを解消できます。
気を付けてほしいのがパイプクリーナーは軽度の詰まりであったり、詰まりそうな状態に対して効果を発揮することです。
すでに詰まりの状況が深刻化して、水の流れる隙間がないほど完全に詰まっている状態には効果がないので注意が必要です。

パイプクリーナーの使用は簡単で、まず排水口に設置されているゴミ受けカゴを外します。
そして排水口の側面をつたうようにしてパイプクリーナーを流し込んでいきます。
30分ほど時間を空けたら水を注ぎ洗い流してください。
水を注いだあとにスポンジなどで該当箇所のこすり洗いをすることで、よりきれいに汚れを落とすことが可能です。

・重曹の使用
重曹を使用することでも詰まりを解消させられます。
重曹は調理に使用されることもあり、スーパーなどで購入できることから入手も簡単な点が魅力です。
作業も難しくありませんので試してみる価値はあるでしょう。

手順としては排水口に直接重曹を振りかけ、お湯でそれを流します。
この際使用するお湯の温度は40～50℃くらいを目安にするとよいでしょう。
重曹を流したら60分程度時間を空けて、今度はぬるま湯を排水口に注いでいきます。
たったこれだけで詰まりを解消することが可能です。
もしこの方法を試しても症状が改善されない場合には、専門業者に修理を依頼することをおすすめします。

キッチンの蛇口で詰まりが発生する原因

蛇口で水の流れが悪いなどの症状が見られるときには、水道管でのトラブル発生が考えられます。
管の内部にゴミが蓄積され、サビが発生することで水の通り道を狭くしてしまい蛇口の詰まりにつながるのです。

また、蛇口の内部にはストレーナーと呼ばれるパーツが存在します。
これは液体が流れる配管に設置されているもので、水をろ過してくれるものです。
簡単に言うとフィルター的な役割を果たしている装置になります。
ろ過するという役割からも想像がつきますが、このパーツにも汚れやゴミが溜まりやすいです。

長期間水の流れが悪い状態を放置していると、水が流れなくなってしまうというパターンにも発展しかねません。
しかしこういったパーツが劣化しているかどうかは、素人目での判断が難しいです。
原因を特定できない場合には、専門業者に修理を依頼することも選択肢の一つになります。
ストレーナーに問題がないときには、蛇口本体に原因がある可能性も考えられるでしょう。

蛇口で詰まりが発生した際の対処法

作業開始前には止水栓を確かめておきましょう。
これがしめられていると水が流れないので、開いているかチェックします。
もし閉められていたらこれを開けることで、水が流れるようになるでしょう。
止水栓が原因ではないことを確かめたらストレーナーの清掃に移るので、止水栓を閉めます。

蛇口付近に付いているネジのようなものを回すことで、ストレーナーの取り外しが可能です。
外すことに成功したら不要な歯ブラシなどを使用して、ストレーナーに付いている汚れを落としていきます。
注意点としてシステムキッチンなどに設置されている蛇口のなかには、ストレーナーを取り外せないタイプのものが存在します。

こういった場合には泡沫キャップの清掃作業に移ってください。
泡沫キャップというのは水の流れを調節され、流れ出る水が周囲にはねないようにするキャップのことです。
先端を時計回しに回すだけで、特別な工具などを使用しなくても取り外せます。
こちらもストレーナーの清掃と同じ要領で、不要になった歯ブラシを使用して汚れやゴミを落としていきましょう。

掃除が完了したら止水栓を開けて、実際に水を流してみてください。
症状が改善されていれば作業を終えて、もし改善が見られないようでしたら、速やかに専門業者に修理の依頼をすることが大切です。