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水のコラム

トイレの水漏れを放置することのリスクとは?応急処置方法などとあわせて解説

2023年10月30日 トイレのトラブル

マンションやアパートなどの集合住宅で水漏れをしてしまうと、やはり気になるのは階下の住人の方へ及ぼす影響でしょう。

少しの量しか出ていないからといって、水漏れを放置していると大変な状況になってしまいかねません。

そこで今回は、トイレの水漏れを放置することで、どのようなリスクがあるのかをご紹介します。

また階下に影響を与えてしまう水の量や賠償を求められた場合についても解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

トイレの水漏れを放置することのリスク

トイレの水漏れを放置することで、さまざまなリスクが発生します。

まずは、トイレの水漏れを放置したことで起こる6つのトラブルをご紹介します。

 

  • ●高額な水道代の請求がくる
  • ●高劣化や破損が更に進行して他部品へ影響する
  • ●高害虫やカビの温床になる
  • ●高住人の健康を害しかねない
  • ●高階下の住人に迷惑がかかる
  • ●高損害賠償を請求される恐れがある

 

高額な水道代の請求がくる

水漏れはずっと水が流れ続けているという状態のため、水道代が高額になってしまう恐れがあります。

たとえ染み出している程度や水漏れの量が少量という場合でも、四六時中水が流れ続けていれば請求される金額はどんどん積もっていくものです。

また水漏れによる水道代は自費負担が基本で、保険なども適用されにくくなっています。

あまりに高額になっている場合は水道局から連絡が入ることもあるため、連絡を受けたら迅速に対処しましょう。

 

劣化や破損がさらに進行して他部品へ影響する

まだ異常のない他の部品が水漏れの影響を受けてしまうと、劣化が早まったり、破損してしまったりする恐れがあります。

特にウォシュレットは電気系統の部品が使用されていることもあり、放っておくと自力で修理できる範囲を超えた部品まで傷んでしまうかもしれません。

他の部品も故障してしまうと被害が拡大することはもちろん、部品の交換や修理も必要となるでしょう。

すぐに対処していれば費用も時間も抑えられたかもしれないのに、放置してしまったことで高額な修理費用を支払わなければならなくなるかもしれません。

 

害虫やカビの温床になる

水漏れで空気中の湿気が高まってしまうと、カビや害虫の温床となりかねません。

黒カビなどで汚れて見えたり、カビによる嫌な臭いが発生してしまったりする恐れもあります。

また、ダニやシロアリなどの害虫は湿気のある場所や腐食した木材を好む傾向があり、家の老朽化を早めてしまいかねません。

人体の健康を害したり、家を支える支柱や土台などを痛めたりするため、一度湧いてしまうと駆除する必要があります。

駆除のためにまた別途、費用や時間をとられることになるでしょう。

 

住人の健康を害しかねない

水漏れの影響でカビやダニなどが発生すると住人の健康を害する可能性もあり、衛生的にも大変よくありません。

カビを大量に吸い込んでしまうと、気管支などさまざまな箇所へ悪影響が出てしまうということが確認されています。

またダニなどの害虫は危険な細菌を有していることもあります。

噛まれて細菌が体に入り込んでしまうと、重篤な症状を引き起こしてしまうかもしれません。

 

階下の住人に迷惑がかかる

マンションやアパートなどの集合住宅の場合は、トイレの水漏れを放置してしまうことで階下やお隣といった近隣の住人に迷惑がかかってしまうかもしれません。

染み出している程度に見えても、想像以上に床や天井に浸透していることでトラブルに発展してしまう恐れもあります。

水漏れが起こってしまったら、すぐに近隣の方へ話しておくのがおすすめです。

他へ被害が行く前に、大家か管理会社へ連絡を入れて対処しましょう。

 

損害賠償を請求される恐れがある

水が流れてきたせいで、近隣の方の家具や家電に影響が出てしまうと損害賠償を請求される恐れがあります。

また流れてきたのが汚水であった場合は臭いによる精神的苦痛を訴えられて、慰謝料を請求されるかもしれません。

引っ越しの際に火災保険などの住宅の保険に加入することが条件である物件も多いため、保険によっては漏水による損害賠償などが適用される可能性もあるでしょう。

一度自身の保険内容について確認しておくことが大切です。

 

階下に水漏れしてしまう水漏れの量

どれほどの水の量が漏れてしまうと、階下に影響を与えてしまうのでしょうか。

階下に至る水の量と水漏れに気づいたらすべきことなどをご紹介します。

 

使用されている床材や部屋の造りなどで変わる

集合住宅で使用されている建築材は多種多様であるため、厳密にどれほどの水量が床や天井に影響するかということを測ることは大変難しいものです。

また部屋や配管の位置によって、水が染み出しやすい場所なども変わってきます。

洗濯機の水をすべてひっくり返しても大丈夫な場合もあれば、わずかに染み出した程度の水量で浸透してしまう場合もあるのです。

水漏れに気づいた時点で対処をし、被害を抑えるように努めましょう。

 

水漏れに気づいたらすべきこと

水が漏れていることに気づいたら、まず水を止めましょう。

トイレやキッチンなどには止水栓が存在し、一時的に異常があるという場所だけ水の供給を止めることが可能です。

一方でお風呂など止水栓が見当たらなかったり、どこに問題があるかわからなかったりする場合は、元栓を閉めて家や部屋全体の水を止めましょう。

その後すぐに修理や交換を自身で行えるか、業者に依頼するかを判断します。

賃貸の場合は管理会社と大家へ連絡しましょう。

雑巾などで被害が広がらないよう抑えておくのもおすすめです。

 

水漏れの修理費用は基本的に貸主負担

賃貸では、水漏れの修理費用は一般的に貸主が負担するようになっています。

ただし、わざと水漏れを引き起こすような行為をしたり、気づいていながら放置し続けていたりすると、借り主に費用の請求がされる可能性もあるため、注意しましょう。

 

トイレの水漏れを疑うべき状況とは

トイレの水漏れは一見してもなかなか気づかないことも多く、水漏れがさらに進行してから発覚してしまうこともあります。

しかし、状況や対応によっては、水漏れの発生を早急に突き止め、被害を最小限に留めることができるかもしれません。

水漏れを疑うべき状況は、主に以下の4通りです。

 

  • ●高水道料金の不自然な値上がり
  • ●高便器内の水の増減
  • ●高水を流すと音がする
  • ●高床や便器などが不自然に濡れていないか

 

水道料金の不自然な値上がり

水道料金が通常よりも不自然に値上がりしていたり、水道局から連絡が来たりすると水が漏れている可能性があります。

夏に自宅でビニールプールを使用した場合などを除き、身に覚えがないほどの高額の水道代請求が届いた場合は、水道メーターを確認しましょう。

水道メーターの左下にあるパイロットと呼ばれる小さな歯車のような部品が、水道を使用していると回っている状態になります。

誰も使用していないのに回っていたら、どこかで水が漏れているかもしれません。

 

便器内の水の増減

便器内には下水からの臭いや小虫が登ってこないように一定量の水が溜められるようになっています。

その水が普段よりも不自然に増えていたり減っていたりすると、水漏れを起こしているかもしれません。

タンクの中の部品に異常はないか、便器に損傷が見られないかを確認しましょう。

 

水を流すと音がする

水を流した際に普段聞き慣れない音がする場合は、異常が起きている可能性があります。

音の種類や場所によってさまざまな原因が考えられるため、一般の方が原因の特定を行うのは困難です。

ひどい状態になっている可能性もあるため、速やかに専門の業者に点検を依頼しましょう。

 

床や便器などが不自然に濡れていないか

日々の掃除などで床や便器が不自然に濡れていないか、水たまりができていないかを確認しましょう。

水漏れではなく、結露や尿もれが原因であることもありますが、ウォシュレットや便器に不具合が出て垂れてきている可能性もあります。

またリフォームなどを行った際の設置不備が原因で水が漏れているかもしれません。

まれにトイレと床の接続部分が甘かったり、設置後に排水経路の問題点が出てきたりすることもあります。

新築や改築をしたばかりで水漏れしている場合は、設置者に連絡をして不備がないかを見てもらいましょう。

 

トイレの水漏れの応急処置方法

トイレの水が漏れていて、修理するまでに時間がかかるという場合に、ご自身でできる応急処置についてご紹介します。

しかし、あくまで応急処置であるため、後日専門の方にしっかりと確認・修理してもらいましょう。

 

  • ●高ナットやネジを締める
  • ●高配管やタンクのひびにはパテやテープで補修
  • ●高結露や悪臭対策に換気する

 

ナットやネジを締める

定期的に接続部分のナットやネジを締めて、水が漏れてこないようにしましょう。

ナットやネジなどは、日常的に小さな衝撃が重なっていくことで、誰も触っていなくとも年月と共に緩んでくるのです。

また地震などの災害時は特にダメージが入りやすいため、一気に緩んでしまう可能性があります。

ただし、強く締めすぎるとタンクなどが破損してしまうこともあるため、水が漏れない適度な強さで締めるのが大切です。

 

配管やタンクのひびにはパテやテープで補修

タンクや配管に亀裂が入ってしまったら、パテやテープなどで補修し、水が漏れないようにしておきましょう。

業者が来るのに時間がかかったり、部品の取り寄せなどですぐに交換ができなかったりする場合もあります。

水漏れ用のテープやパテは、ホームセンターなどで購入できます。

根本的な修理とはならないため、一時的なものであることを念頭に入れて、後日しっかりと修理しましょう。

 

結露や悪臭対策に換気をする

水漏れでトイレ全体の湿気が高まり、結露やカビが発生してしまうのを抑えるため、こまめに換気を行いましょう。

特に汚水の場合はひどい臭いが充満しやすく、壁や天井などに臭いが染み付くとなかなか取れなくなってしまうことがあります。

修理を終えた際の掃除で仕上げに除菌をする時も、風通しを良くしておくことが大切です。

 

まとめ

ここまで、トイレの水漏れを放置することのリスクと損害賠償についてをご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。

水漏れを起こしてしまった場合、トイレの状況を鑑みて迅速に階下の方へ報告と確認を行いましょう。

報告などを後回しにしてしまうと、被害状況によっては損害賠償と慰謝料などを請求される可能性があります。

普段から床などが不自然に濡れていないかを確認し、水漏れが起こらないようチェックしてください。

 

広島県でトイレのトラブルにお悩みの方は、水道局指定の「ひろしま水道職人」にご相談ください。

24時間年中無休で対応しており、迅速に修理作業を行ってくれます。

また水道局から許可を得て営業している業者のため、出張費の割増や余分な部品の購入をさせるといったこともないでしょう。

作業前に適切な見積もりをもとに、修理を行ってくれます。

広島のトイレのつまり・水漏れは、水道修理の専門店「ひろしま水道職人(広島水道職人)」

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