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水のコラム

シャワー周りの水漏れを修理するには?いくつかの方法を紹介

2022年07月21日 お風呂

お風呂のシャワー周りからポトポト水が落ちていて、驚いたことはありませんか?

状態によっては自力の処置も可能ですが、修理方法にはどういったものがあるのか気になっている方もいるかもしれません。

今回は、シャワー周りの水漏れ修理の方法について解説していきます。

シャワー周りの水漏れで考えられる原因

シャワー水漏れの原因は、主に4つあります。以下、説明していきます。

シャワーヘッドから水が落ちてくる場合
水を止めてもシャワーヘッドから水が落ちてくる場合には、次のような原因が考えられます。

・シャワーヘッド内部に水が残っている
・コマパッキンの劣化
・バルブカートリッジの劣化
・切替弁の破損
・サーモスタット内側の部品破損

節水機能としてシャワーヘッド付近に止水ボタンが付いているものは、経年劣化により水漏れしやすくなります。シャワーヘッド本体の故障なので、修理は難しいでしょう。

シャワーヘッドは1,000~3,000円程度から購入できるので、買い替えを考えましょう。

シャワーヘッドとパイプ根元付近から水漏れする場合
シャワーヘッドとパイプ根元付近からの水漏れは、O型リングの劣化やUパッキンの劣化が原因のことが多いです。

O型リングはシャワーヘッド側に取り付けられているパッキンで、Uパッキンはパイプ側の先端部に取り付けられているパッキンです。

手に触れてみて、「弾力性がない」「ヒビ割れ」「黒く汚れている」ときは、取り替えのタイミングです。

シャワー水栓の吐水口付近から水漏れする場合
シャワー水栓の吐水口付近から水漏れする場合には、次のような原因が考えられます。

・パッキンの劣化
・バルブカートリッジの破損
・切替弁の破損
・サーモスタットハンドル内部の切替弁破損

これは「シャワーアタマからポトポト落ちてくる場合」と同じケースです。したがって、修理方法も右にならってそれぞれのパーツ取り替えをします。

シャワーと壁の隙間付近から水漏れする場合
シャワーと壁の隙間付近から水漏れする場合には、クランクのシールテープの傷みや、クランクパッキンの劣化が原因と考えられるでしょう。

水栓と壁のジョイント部分の場合は「シールテープ」、水栓とクランクのジョイント部付近の場合は「クランクパッキン」をそれぞれ取り替えます。

シャワー周りの水漏れを修理する方法を解説!

ここからは、シャワー周りの水漏れを修理する方法を解説していきます。

シャワーヘッドとシャワーパイプのジョイント部の修理
シャワーヘッドとシャワーパイプの接合部パーツからの水漏れは、O型リングと呼ばれるパッキンの破損、または劣化により起きています。多くのケースで、O型リングを取り替えることで水漏れは直ります。

以下、修理手順になります。

・事前に混合水栓の止水栓を閉じ、ドライバーで「湯」と「水」の両サイドのネジを右に回して締めます
・シャワーヘッド部分を回して、ホースから外します
・シャワーパイプ部の先っぽにある黒い丸型のパッキンがO型リングです。使用済みO型リングを新品と取り替えます
・シャワーヘッド部分を元通りにします
・混合水栓の止水栓を左に回して開きます
・水漏れをしていないかチェックします

シャワーホース取替
シャワーパイプが損傷し、水漏れしているときは、丸ごとパイプ取り替えするしか方法はありません。混合水栓とシャワーヘッドを共に外してシャワーパイプを取り替えます。以下、修理手順です。

・事前に混合水栓の止水栓を閉じ、ドライバーで「湯」と「水」の両サイドのネジを右に回して締めます
・シャワーヘッドをシャワーパイプから外します
・ジョイント金具をずらした後、O型リングを紛失しないように保管します
・混合水栓サイドのシャワーパイプを外します、ナットで止まっている場合、モンキーレンチを使用してナットを緩くして外します、O型リングがここにもありますので紛失しないように保管しましょう
・ジョイント金具を抜きます
・新品のシャワーパイプにジョイント金具を通していきます
・混合水栓サイドにO型リング・シャワーパイプをとり付けます。
・ジョイント金具に保管していたO型リングをとり付け、シャワーヘッドを備え付けます
・混合水栓の止水栓を左サイドに回して開きます
・水漏れを確認します

シャワー水栓の補修
シャワー水栓からの水漏れは、混合水栓シャワー用蛇口にある「パッキンの劣化」が原因です。シャワーヘッドとパイプのジョイント部のO型リング取り替えと同じく、O型リングを取り替えれば水漏れは治まります。以下、修理の手順です

・事前に混合水栓の止水栓を閉じておきます、マイナスドライバーでお湯と水、両側2カ所のネジを右側に回して締めます
・混合水栓サイドのシャワーパイプを外します、ナットで止まっているときは、モンキーレンチを使用してナットを緩めた後、外します
・シャワーパイプの先っぽにあるO型リングを取り替えます
・混合栓サイドにシャワーパイプを取り付けます
・混合栓の止水栓を左サイドに回して開きます。
・水漏れがないか確認します

このように、自分で修理することは可能です。
しかし手順が難しいと感じた場合には、プロの業者にお願いした方がよいでしょう。

シャワー周りの水漏れを予防するには?

ここからは、シャワー周りの水漏れを予防する方法について紹介していきます。

残留水をなくす
シャワーの水漏れは残った水が落ちているだけの場合が多いので、日頃からシャワー内部に水が残らないようにシャワー使用後には水を出し切りましょう。

シャワーヘッドを下に向けるだけで、水が流れ落ち、残った水を出すことができます。

定期点検
水栓付近にはさまざまなナットがあり、ナットが少しでも緩んでいると、水漏れしてしまうことがよくあります。

「ナットを締める」という定期点検をするだけでも、ある程度、水漏れを予防することができます。

使用しないときは元栓を締める
シャワーを使っていないときには、水道の元栓を締めるようにすると、水栓の中で水圧がかからなくなるので、傷みを軽くすることができます。

毎日の習慣なので困難なことかもしれませんが、長時間外出をするときは、元栓を締めてから出かけると良いでしょう。

水漏れの多くは、パッキンやシールテープなどの内部部品の傷みが原因なので、ときどき休ませることで、シャワーの水漏れはかなり防げます。

自分で修理する場合の注意点

水漏れが起こったパーツが製品メーカーの保証期間内であれば、メーカーに問い合わせをしてみましょう。 シャワーヘッドの使用可能年数はおおよそ5年、 シャワー水栓であれば、おおよそ10年 が目安です。

耐用年数を過ぎていた場合、経年の劣化によって色々なトラブルがおこります。パッキンの取り替えは簡単ですが、 修理をしても直らないときは原因が別にあるケースも。

バルブの応急手当も時が経てば防水テープが終われ再び水が漏れます。出来る限り早めに業者に工事をお願いし、バルブか水栓自体の取り替えをしましょう。

業者修理おすすめケース
上述のケースの他、シャワーヘッドやシャワーパイプの取り替えは、自力ですることもできます。シャワーヘッドは型が合うものを選定し、節水システムや塩素除去システム付きのものを予算に応じて選びましょう。

シャワーパイプは固定するフックのサイズに合わせます。その他のケースでは、プロの業者にお願いした方がいいかもしれません。

まとめ

今回は、 シャワー周りの水漏れを修理する方法について解説してきました。いかがでしょうか。記事の中で、具体的な方法もいくつか紹介しました。

まずは水漏れがどこから発生しているのか、その原因をしっかりと特定し、自分で修理可能かどうかを冷静に判断した上で、慎重に対応していきましょう。水道は日常生活にとって必要不可欠なインフラです。

もし、自分では手に負えないということであれば、迷わずにプロの業者にお願いして工事をしてもらいましょう。

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