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水のコラム

お風呂の排水口にトラップがない場合は?対処法について解説

2022年06月24日 お風呂

排水トラップは、どの家庭のどの排水口にも備えつけられている大切なものです。

排水トラップがないと悪臭がしたり、害虫が侵入してきたりする可能性があります。浴室で悪臭がある場合は、排水トラップを確認しましょう。

本記事では、排水トラップの構造と何らかのトラブルでお風呂に排水トラップがない場合の対処法、排水トラップの掃除方法といやなにおいの予防策について詳しく解説します。

排水トラップの構造を確認しよう

排水トラップはどの家庭のどの排水口にもあります。
3種類のタイプがあり、それぞれメリットデメリットがあります。それぞれ解説します。

・椀トラップ
・ドラムトラップ
・管トラップ

まず、椀トラップはお椀をひっくり返したような造りの排水トラップです。掃除がしやすいのがメリットですが、破封という異常が発生しやすいのがデメリットです。

ドラムトラップは、排水口がドラム状になっていて多くの水をトラップ内に溜めることができ、貯水がなくなりにくいメリットがあります。しかし、トラップ内の排水による自己洗浄作用がないのでつまりやすいのがデメリットです。

管トラップは一般的な家庭に多く使われている排水トラップです。S字・U字・P字の形に配管を曲げて水が溜まる空間を作り上げています。他のトラップに比べて場所を取らず、自己洗浄作用があるのがメリットで、髪の毛などの汚れが詰まりやすいのがデメリットです。

排水トラップは、下水管とつながっている排水管に下水の悪臭や害虫が侵入するのを防ぐ役割を担っています。排水トラップ内の封水といわれる水を溜めておくことで空気をせき止め、悪臭・害虫の侵入を防止しています。この封水が何らかのトラブルで機能していない現象が、破封です。

破封が起きる原因は主に次の4つが原因です。

・自己サイフォン現象
・吸い込み作用
・毛管現象
・蒸発

自己サイフォン現象とは、浴槽の水など大量の水を一気に流すと発生しやすい現象です。大量の水を一気に流すことで、封水も一緒に流されて量が少なくなって破封が置きます。

吸い込み作用とは、上階の排水管で排水が勢いよく流されることで下階の排水管でサイフォン現象が起こる現象です。

毛管現象とは、排水管に髪の毛がずっと引っかかっているときに起こる現象です。水の表面張力によって封水が髪の毛に吸い上げられ、少しずつ量が減っていくことで破水が起こります。

蒸発とは、長期間水を使わなかった排水口に起こる現象です。長期間水が流れないと、排水口内の封水も蒸発してしまいます。蒸発が続くとやがて封水の量が少なくなって破水が起こります。

自宅のお風呂に排水トラップが設置されていない場合

排水トラップは基本的にどの家庭のどの排水口にも備わっています。しかし、何らかのトラブルで排水トラップが設置されていないことがあるかもしれません。

排水トラップがないと、下水管からの悪臭や害虫の侵入を防げません。排水トラップがない場合、排水トラップと自作するか購入して対処しましょう。

排水トラップを自作する場合、パーツはホームセンターなどで手に入ります。椀トラップは1.000~1,500円、パイプが500円、シリコンシーラントが300円ほどです。

パイプを穴の長さに合わせて切断し、穴の大きさと深さに合ったトラップを用意します。排水口にフタをし、シリコンシーラントで隙間を埋めてトラップの周りに接着させ、乾燥させたら完成です。

業者に排水トラップの新設を依頼する場合は、5,000~15,000円程度の費用がかかります。自力で作成するより費用はかさみますが、確実性があるので自作に自信がない方は業者に依頼した方がよいでしょう。

お風呂の排水トラップをきれいにするには?掃除方法を紹介

排水口をいくら掃除しても、排水トラップに汚れが溜まっているといやな臭いや詰まりが発生する原因となります。

排水口とあわせて排水トラップも定期的に掃除しましょう。掃除手順は次の通りです。

1. ヘアキャッチャーのゴミを除去する
2. 排水トラップを外す
3. 排水トラップのゴミを取り除く
4. しっかり洗い流す
5. 排水トラップを元に戻す

椀トラップもドラムトラップも掃除方法は変わりませんが、ドラムトラップはドラムというパーツが取り外すのが難しいので注意してください。無理に外そうとすると破損したり、パーツを紛失したりしてしまうので不安があれば外すのをやめましょう。

ひどいつまりがある場合は、ラバーカップやワイヤーブラシを使うと便利です。ラバーカップはトイレのつまりによく使用するものですが、お風呂の排水口にも使用できます。

排水口にぴったりとくっつけ、勢いよく引っ張るとつまりの原因となるものを除去できます。ワイヤーブラシは、つまりの原因を削って掻き出すようにして使用してください。つまりの状況に合わせてアイテムを使い分けましょう。

これらのアイテムを使用してもつまりが改善しない場合は、排水口洗浄剤を使うのがおすすめです。排水口洗浄剤は強力な薬剤が使われていて臭いも強いので、しっかり換気しながら使用してください。換気不充分な空間で使用すると気分が悪くなることがあります。

なお、排水トラップを掃除してもつまりが改善しない場合は業者に依頼しましょう。原因がわからないのに無理やり排水管を掃除しようとすると、排水管を傷つけてしまうなど状況をさらに悪くしてしまう可能性があります。

無理に対処しようとせず、プロの力を借りましょう。

いやな臭いを予防するには?

排水口からいやな臭いが漂う原因はさまざまです。排水口に蓄積されたゴミや汚れがヌメリとなって悪臭を発生させる場合や排水トラップに不具合が生じて下水のいやな臭いが上がってきてしまっている場合などです。

いやな臭いの原因となるものが特定できなかったり排水管の奥の方で発生していたりすると、自力での対処は難しくなって業者に洗浄を依頼しなくてはいけない事態にもなりかねません。

業者に依頼するとそれなりに費用も発生してしまいます。業者に依頼する事態となる前に、日々予防するのも大切です。日ごろから行える、いやな臭いの予防策は次のようなものがあります。

・ヘアキャッチャーでゴミをキャッチする
・排水口の汚れをこまめに除去する

排水口にヘアキャッチャーが設置されていなければ、準備しましょう。ヘアキャッチャーはホームセンターや100均でも手軽に手に入ります。シールタイプやシリコンタイプなど種類も豊富です。ヘアキャッチャーでゴミや汚れを排水管に流れるのを防ぐことは、いやな臭いの発生だけではなくカビの発生も予防してくれます。

排水口の汚れをこまめに除去するのも大切です。ヘアキャッチャーだけではこまかな汚れが排水口に侵入してしまいます。ヘアキャッチャーは汚れの蓄積を遅らせることはできますが、放置し続けるといずれ排水口に汚れが溜まってしまいます。

そのため、ヘアキャッチャーをしていても排水口の汚れはこまめに取り除きましょう。パイプクリーナーはつまりが発生する前から使用すると、つまりの原因となるものをつまる前に取り除けるので、おすすめです。

まとめ

ここまで、排水トラップの構造とお風呂に排水トラップがない場合の対処法、排水トラップの掃除方法といやな臭いの予防策について詳しく解説してきました。

排水口に排水トラップがあることで、下水からのいやな臭いと害虫の侵入を防いでいます。逆に排水トラップがなかったりひび割れなどのトラブルが発生していると、悪臭がしたり害虫が侵入してきたりと劣悪な環境になってしまいます。

排水トラップはどの家庭のどの排水口にも備えられていますが、何らかのトラブルで排水トラップが設置されていない場合は、自作するか業者に依頼して新しい排水トラップを設置しましょう。排水トラップを清潔に保ち、いやな臭いの発生を防止してください。

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