水のコラム
トイレのタンクから水漏れ?原因と対策法について解説
トイレのタンクや給水管から水がポタポタと漏れているときは、タンクで水漏れが発生している可能性が高いです。
大きな問題があるようには見えないため放置してしまいがちですが、修理をしないままだと水道代の高騰などの大きなトラブルを発生させかねません。
しかし「水漏れの原因や対策が分からなくてどうすればよいか分からない」という方は少なくありません。そこでこの記事では、タンクからの水漏れの原因とその対策方法について解説していきます。
トイレタンクの中で発生する水漏れの原因
まずは、トイレのタンクの中で水漏れが起きたときの原因について見ていきましょう。原因を正しく理解していると効果的に対策を実施できます。
このトピックでは3つの原因を紹介していくため、ぜひ参考にしてください。
タンク自体の経年劣化
タンク自体の経年劣化が原因で水漏れが発生するケースは非常に多いです。タンクの耐用年数は7年~10年ほどと言われており、メンテナンスをこまめに行っていても故障が起きるおそれはあります。
経年劣化が進むと浮き玉の故障や劣化、ナットの慢性的な緩みやレバーハンドルの不具合など各所でトラブルが発生します。
こうなると修理などの一時的な対応では解決が困難であるため、トイレ自体の交換を行うとよいでしょう。
また、その他の故障に比べてトラブルの発生時期を予測しやすいため、不具合が見られる前からトイレ本体の交換を検討し始めておくことをおすすめします。
ゴムフロートの劣化
トイレタンクの底でタンクの排水口をふさいでいるゴムフロートが劣化すると水漏れが発生します。ゴムでできているこの部品は劣化が速く、日頃から点検をしていないとすぐに水漏れを発生させる原因となってしまいます。
しかし、劣化は早いもののホームセンターなどで購入が可能であるため手軽に入手できます。また、交換作業自体も簡単なので予備を用意しておくとトラブル発生時にすぐに対応できるでしょう。
また、ゴムフロートに付いているチェーンも経年劣化で水漏れを発生させかねないため、チェーンのメンテナンスもこまめに行いましょう。
ボールタップが壊れている
ボールタップに不良が発生しているときも水漏れが発生しやすいです。トイレタンク内の水位を調節するパーツであるボールタップが故障してしまうと、タンクに水が溜まりすぎてしまい結果として水漏れにつながってしまいます。
ボールタップの不良も劣化が原因で引き起こされるパターンが多いため、劣化が見られたらこまめに交換するといった対応をとりましょう。
トイレタンクの外で発生する水漏れの原因
タンクの中だけでなく、外から水漏れが発生する場合もあります。特に外側で発生する水漏れは床の浸水といった被害にもつながりやすいため、原因をしっかりと把握してすぐに対処する必要があります。
そこでこのトピックでは、タンクの外で発生しやすい水漏れの原因を2つ紹介していきます。
レバーハンドルから水漏れ
タンク内のパッキンが劣化するとレバーハンドルから水漏れが発生するようになります。また、オーバーフロー管が破損したことによってレバーハンドルから水漏れが起こる場合もあります。
レバーハンドルから水漏れが起きているときはこの2部品が不良問題を引き起こしている可能性が高いため、水漏れを発見したらタンク内をすぐに確認しましょう。
給水管とのつなぎめから漏れている
トイレタンクと給水管のつなぎめから水漏れが発生しているときは、ナットが緩んでいる可能性が高いです。
この場合はナットを締めなおせば水漏れが改善する可能性が高いため、まずはナットをしっかりと締めなおしましょう。また、パッキンの劣化によって水漏れが引き起こされているケースもあるため、ナットの締めなおしで効果がなかった場合はすぐにパッキンの状態を確認しましょう。
トイレタンクの部品が劣化する原因
ここまでのトピックで解説したように、トイレタンクで水漏れが発生する原因のほとんどは部品の劣化です。耐用年数を迎えてしまったという理由ももちろん考えられますが、それ以外にも劣化を引き起こしてしまう原因はあります。
そして、まず始めに考えられる原因は酸性やアルカリ性といった性質が強い洗剤の使用です。こうした洗剤は洗浄力が強いため頻繁に使われがちですが、洗浄の際にトイレタンク内の部品を傷つけてしまっています。
また、芳香剤や洗浄製品もタンク内の部品の劣化を促進させています。タンク内の部品には表面に防汚加工やコーティングを施しているものが多いのですが、芳香剤や洗浄製品をタンク内で使用するとこうした表面処理の効果が弱まってしまうのです。
水漏れの解消方法
水漏れの原因について理解したら、次はその解消方法について見ていきましょう。水漏れは対策方法自体はシンプルであるため、やり方さえ覚えておけばトラブルに直面しても冷静に対応できます。
ここでは押さえておきたい解消方法を3つ紹介していくため、ぜひ参考にしてください。
止水栓を閉める
まずは止水栓を閉めましょう。止水栓を閉めておくと水漏れを一時的に止められるため、作業に集中しやすくなります。また、作業中に誤って水を流してしまったというミスも防げます。
なお、止水栓は給水管が飛び出ている壁や床に設置されており、かつマイナスドライバーを使えば簡単に閉められるため、手軽に対応できます。対応が簡単でありながらも得られる効果が大きいため、忘れずに処理を実施しましょう。
劣化部品の交換
止水栓を閉めたら劣化部品の交換作業に移りましょう。タンク内の水漏れは部品の劣化によるものがほとんどであるため、劣化が見受けられる部品を交換していくと自然と水漏れは解決していきます。
なお、パッキンやゴムフロートなどタンク内の部品は手軽に交換できるものがほとんどであるため、日頃からこまめに交換作業を行っておくと水漏れを未然に防げるようになるでしょう。
水漏れ部分のナットを締め直す
水漏れの原因がナットの緩みであったときにはナットをすぐに締め直しましょう。モンキーレンチなどを使えばすぐに対応可能であるため、事前に工具をそろえておくとスムーズに水漏れを解決できるでしょう。
また、水漏れ部分以外のナットについても緩みがないかを確認しておきましょう。水漏れの再発防止につながります。
業者に依頼する
タンクの水漏れは基本的には個人での対応が可能ですが、場合によっては個人での対応が難しいケースもあります。トイレタンクの交換などが最たる例です。そして、こうしたトラブルに遭遇した際にはすぐに業者に対応を依頼しましょう。
タンクを交換する場合には40,000円から100,000万円ほどの費用がかかってしまいますが、個人で無理に対応して状況をさらに悪化させてしまうとそれ以上の費用がかかってしまいます。そのため、プロに対応をお願いした方がかえって手間や費用がかからないといえます。
まとめ
トイレのタンクの水漏れはつい見逃してしまうトラブルですが、放置すると大きな問題へと発展しかねないため、水漏れを発見したらすぐに対処を行いましょう。
また、水漏れの原因と対策方法が理解できていれば落ち着いて対応できるレベルのトラブルであるため、今回解説した内容をしっかりと覚えておくとよいです。
なお、個人で水漏れの対応をするのが難しいと感じた際にはすぐに業者に連絡しましょう。無理に個人で対応しようとすると、状況が悪化してトイレ自体を壊してしまうといった二次被害につながりかねないため、プロにお任せすることをおすすめします。
広島のトイレのつまり・水漏れは、水道修理の専門店「ひろしま水道職人(広島水道職人)」
広島市
呉市
竹原市
三原市
尾道市
福山市
府中市
三次市
庄原市
大竹市
東広島市
廿日市市
安芸高田市
江田島市
安芸郡
山県郡
豊田郡
世羅郡
神石郡
その他の地域の方もご相談ください!