知っておきたい！止水栓の交換方法と費用相場 -ひろしま水道職人 -広島県の水道修理、お風呂、トイレ、台所の排水管のつまり修理

水道設備の中でも目立たない存在ながら、トラブル時には重要な役割を果たす「止水栓」。突然の水漏れや修理の際に慌てないためにも、止水栓についての基本知識と交換方法、費用相場について知っておくことは大切です。

この記事では、止水栓の種類から交換の目安、DIYでの交換手順、そして専門業者に依頼するメリットまで、止水栓に関する疑問を解決します。

止水栓って何？まずは種類と役割から解説

水道設備において縁の下の力持ちとも言える止水栓は、普段ほとんど使うことはありません。しかし、いざという時に頼りになる重要な設備です。

水道トラブルを防ぐ「縁の下の力持ち」

止水栓とは、水道管の途中に設置された水の流れを制御するバルブのことです。蛇口や水回り設備に不具合が生じた際、修理のために水を止める役割を担っています。

水道トラブルの際には元栓を閉めることで家全体の給水を止めることができますが、止水栓を使えば該当箇所のみ水を止められるため、他の場所では通常通り水を使用できる利点があります。

例えば、キッチンの蛇口から水漏れが発生した場合、キッチンの止水栓だけを閉めれば、洗面所やトイレなど他の場所では通常通り水を使い続けることが可能です。この機能は、長時間の修理が必要な場合や、複数人で生活している家庭では特に重宝します。

3つの主要タイプと設置場所による違い

止水栓には主に3つのタイプがあり、それぞれ操作方法が異なります。

ハンドルタイプ

蛇口のようなハンドルを手で回して開閉するタイプです。工具不要で簡単に操作できるため、緊急時にも素早く対応できます。

内ネジタイプ

マイナスドライバーで開閉するタイプで、溝が配管内部にあります。ドライバーを差し込みにくいですが、外部からの不用意な操作を防げるメリットがあります。

外ネジタイプ

こちらもマイナスドライバーで操作しますが、溝が外側に出ているため操作がしやすいのが特徴です。

また、設置場所や形状によって「ストレート（直線）止水栓」と「アングル（直角）止水栓」に分類されます。ストレート止水栓は床から垂直に配管が伸びた形状で、主にトイレなどに使用されている止水栓です。一方、アングル止水栓は壁から水平に配管が出た形状で、洗面台やキッチンに多く見られます。

どのタイプの止水栓でも、基本的な操作方法は同じで、閉める際は時計回り、開ける際は反時計回りに回します。「右回しで閉める、左回しで開ける」と覚えておくと便利です。

止水栓交換が必要なサインを見逃すな！

止水栓は普段目にすることが少ないため、劣化に気づきにくい設備です。しかし、いくつかの明確なサインがあれば交換時期を判断できます。

「回らない・固い」は危険信号

止水栓を操作しようとした際に、極端に固くて回せない場合や、回してもバルブが動かない場合があります。これは内部のパッキンが硬化していたり、サビや汚れが溜まっていたりする可能性があるため要注意です。

無理な力を加えると部品を損傷させ、かえって水漏れを引き起こす原因となります。特に長期間使用していない止水栓は固着しやすいため、定期的に軽く回してみましょう。

もう一つ気をつけるべき症状は、止水栓を回しても空回りしてしまう状態です。これはスピンドル（軸部分）のネジ山が摩耗してしまい、正常に機能していません。いざという時水を完全に止められないため、早急な交換が必要です。

水漏れやサビが見られたら要注意

止水栓本体や接続部分からの水漏れは、交換が必要な明確なサインです。初期段階ではわずかなにじみ程度かもしれませんが、放置すると徐々に悪化し、最終的には大規模な漏水に発展する恐れがあります。

水漏れを発見したら、まずタオルで水をふき取り、しばらく様子を見てください。再度濡れてくるようであれば、内部パッキンの劣化やスピンドルの不具合が考えられます。

また、止水栓表面のサビや樹脂部品のひび割れ、変色なども劣化のサインです。外観に問題が見られる場合は、内部の部品も寿命が近い可能性が高いため、予防的な交換を検討するタイミングと言えるでしょう。

止水栓の適切な寿命と交換タイミング

止水栓の寿命は使用環境や頻度にもよりますが、一般的に約10年程度です。設置から10年以上経過している場合は、たとえ現時点で問題がなくても、予防的な交換を検討する時期かもしれません。

特に築年数の古い住宅では、止水栓の劣化が進んでいることが多いため、他の水回りの修理工事を行う際に同時に止水栓を交換しておくと効率的です。

適切なタイミングでの交換は、突然の水漏れトラブルを未然に防ぎ、水道設備を長持ちさせることにつながります。定期的な点検を心がけ、少しでも異常を感じたら早めの対処を考えましょう。

自力での止水栓交換手順とコツ

止水栓の交換は、基本的な工具と知識があれば自分でも行うことが可能です。自分で止水栓を交換する際の手順とポイントを解説します。

準備するもの

止水栓交換に必要な道具は以下の通りです。

• ●モンキーレンチまたはパイプレンチ
• ●マイナスドライバー（内ネジ・外ネジタイプの止水栓用）
• ●新しい止水栓（既存のものと同じサイズ・形状のもの）
• ●シールテープ（水漏れ防止用）
• ●雑巾やタオル（水漏れに備えて）
• ●バケツ（水を受けるため）

事前に新しい止水栓を購入する際は、既存の止水栓を確認し、同じサイズや形状のものを選びましょう。間違ったサイズを購入すると取り付けができないため注意が必要です。

安全に交換する手順

1. 1.元栓を閉める：作業前に必ず水道メーター横の元栓を時計回りに回して閉めます。元栓を閉め忘れると水が噴き出す恐れがあるため、この手順は絶対に省略しないでください。
2. 2.水抜き：元栓を閉めた後、対象の蛇口を開けて配管内の水を抜きます。水が出なくなったことを確認してから次の作業に進みましょう。
3. 3.古い止水栓を取り外す：モンキーレンチなどを使って、止水栓と給水管をつないでいる六角ナットを反時計回りに回して緩めます。このとき、配管ごと回ってしまわないよう注意してください。必要に応じて別のレンチで配管を固定しながら作業すると安全です。
4. 4.ネジ部分を清掃：古い止水栓を取り外したら、配管側のネジ部分に残っている古いシールテープや汚れをきれいに取り除きます。清潔な状態にしておくと、新しい止水栓の取り付けがスムーズになります。
5. 5.新しい止水栓にシールテープを巻く：新しい止水栓のネジ部分（先端から2山目あたりから）にシールテープを時計回りに5〜6回巻きます。テープが均等に巻かれていることを確認しましょう。
6. 6.新しい止水栓を取り付ける：シールテープを巻いた新しい止水栓を配管にねじ込みます。最初は手で締め、その後レンチで適度にゆっくり締め付けます。締めすぎると部品を損傷する恐れがあるため、強く締めすぎないよう注意してください。
7. 7.水漏れチェック：元栓を開け、水を流して接続部からの水漏れがないか確認します。わずかなにじみでも見つけたら、もう少し締め付けを調整するか、必要に応じてやり直しましょう。

作業完了後は必ず水漏れがないことを確認し、異常がなければ交換作業は完了です。

陥りやすいトラブルと回避方法

自分で止水栓を交換する時によくあるトラブルとその対処法を紹介します。

元栓の閉め忘れ

作業開始前に必ず元栓が完全に閉まっていることを確認しましょう。元栓を閉めても水が止まらない場合は、水道局に連絡する必要があるかもしれません。

配管の損傷

古い配管は特に脆くなっている場合があります。レンチで配管を強く締めすぎると、配管自体にヒビが入る可能性があります。適度な力加減で作業を行いましょう。

シールテープの巻き方ミス

シールテープは必ず時計回りに巻きます。反時計回りに巻くと、締めたときにテープがほどけてしまい、水漏れの原因となりかねません。また、巻く量が少なすぎると漏水の原因に、多すぎるとネジが正しく締まらない原因になります。

サイズ違いの止水栓

交換前に既存の止水栓のサイズや形状を確認し、適合する新品を準備しましょう。サイズが合わないと、作業がスムーズに進まないだけでなく、水漏れの原因にもなります。

不安がある場合や、作業中に問題が発生した場合は、無理せず専門業者に相談することをおすすめします。

広島県のおすすめホームセンター

止水栓交換に必要な部品や工具を購入できる広島県内のホームセンターをいくつかご紹介します。

カインズ 広島LECT店

広島県広島市西区扇2丁目1-45（商業施設「LECT」内）

営業時間：月～土 9:00〜21:00 / 日曜定休

広島最大級のホームセンターで、DIY用品の品揃えが豊富。水回り部品コーナーも充実しており、様々なタイプの止水栓や交換に必要な工具が揃います。専門知識を持ったスタッフが多く、部品選びの相談もしやすい環境です。

コーナン 宇品店

広島県広島市南区宇品西6丁目5-3

営業時間：9:00〜21:00（年中無休）

DIY関連アイテムが幅広く揃う総合店です。特に水道部品の品揃えが豊富で、止水栓の種類も多く取り揃えています。店内には材料のカットサービスもあり、工具のレンタルも行っているため、DIY初心者にもおすすめです。

西村ジョイ 八木店

広島県広島市安佐南区八木2-3-40

営業時間：9:00〜19:30

材木や建築資材の品揃えが充実したホームセンターで、プロ向けの本格的な工具も多数取り扱っています。水回り部品コーナーも専門的で、様々なタイプの止水栓が手に入ります。店員の知識も豊富で、DIYの相談にも親切に応じてくれます。

DCM 観音新町店

広島県広島市西区観音新町4丁目6-10

営業時間：資材館　9:00〜20:00

広々とした店内に多様な水道部品が揃っており、止水栓の品揃えも充実しています。価格帯も幅広く、予算に応じた選択が可能です。DIY用工具も豊富で、セット販売もあるため初めての方でも必要なものが一式揃います。

止水栓交換にかかる費用はいくら？

自分で交換するかプロに依頼するか迷ったときに気になるのが費用面です。止水栓交換にかかる費用の相場や、業者依頼時のメリットについて解説します。

部品代と作業費用の内訳

止水栓交換にかかる費用は大きく分けて「部品代」と「作業費」に分けられます。

部品代

新しい止水栓の価格は種類やメーカーによって異なりますが、一般的なものであれば1,000円〜3,000円程度で購入可能です。高級品や特殊なタイプになると5,000円以上することもあります。DIYの場合は部品代のみで済みますが、工具を持っていない場合は工具代も別途必要です。

作業費

業者に依頼した場合の作業費は、作業の難易度や時間によって変動します。基本的な止水栓交換であれば8,000円〜15,000円程度が相場です。ただし、状況によっては追加作業が必要になる場合もあるため、事前の見積もりをよく確認してください。

交換パターン別の相場価格

止水栓交換の具体的な費用相場を、状況別にご紹介します。

パッキン交換のみ

止水栓本体は問題なく、内部パッキンのみの交換であれば、業者依頼でも8,000円〜10,000円程度と比較的安価です。DIYであれば、部品代数百円程度で済むこともあります。

標準的な止水栓交換

一般的な場所に設置された止水栓の交換であれば、業者依頼で12,000円〜20,000円程度が相場です。部品代と基本的な作業費が含まれます。

難易度の高い止水栓交換

壁の中や床下など、アクセスが困難な場所にある止水栓や、老朽化が激しく取り外しが難しい場合は、20,000円〜40,000円程度かかることもあります。やや高額ですが、専門業者の技術による修理で安心できるでしょう。

プロの業者に依頼するメリット

止水栓交換をプロに依頼する主なメリットは以下の通りです。

確実な技術と経験

水道修理のプロは豊富な経験と専門知識を持っているため、トラブルなく確実に交換作業を完了できます。特に古い配管や特殊な形状の止水栓でも適切に対応してくれるため安心です。

時間と手間の節約

DIYでは準備から片付けまで含めると半日以上かかることもありますが、プロであれば30分〜1時間程度で作業を完了します。忙しい方や技術に自信がない方にとっては、時間的なメリットは大きいでしょう。

保証がある安心感

多くの水道修理業者では、施工後の作業保証期間を設けています。万が一、交換後に不具合が生じても無償で対応してもらえる安心感があります。全て自己責任となるDIYとは大きな違いです。

トラブル時の責任

特に賃貸物件の場合、DIYで失敗して大きな水漏れを起こしてしまうと、修繕費用や階下への賠償金など思わぬ出費につながるかもしれません。プロに依頼すれば、万が一の際も保険でカバーされる安心感があります。

適切な部品選定

どの種類の止水栓が適しているか、専門知識がなければ判断が難しい場合もあります。プロであれば最適な部品を選定し、長期間問題なく使用できる状態に整えてくれるでしょう。

止水栓交換は「ひろしま水道職人」におまかせください

水道局指定工事店の「ひろしま水道職人」は、広島県内全域を対応エリアとする水道修理・交換の専門業者です。止水栓交換についても豊富な実績と確かな技術で、お客様の水回りのお悩みを解決します。

当社は24時間365日受付対応で、お客様のご都合に合わせて訪問が可能です。水漏れなどの緊急トラブルにも最短30分から1時間程度で現地へ駆けつけ、迅速に解決します。特に止水栓からの水漏れは放置すると被害が拡大する恐れがあるため、早急な対応が重要です。

料金体系は明朗で、現地調査・見積もりは無料です。作業前に必ず詳細な見積もりをご提示し、お客様にご納得いただいた上で作業を開始します。見積もりに至るまでの出張費や点検費用は一切かからないため、ご安心ください。

また、支払い方法も多様で、現金やクレジットカードはもちろん、銀行振込みやQRコード決済、コンビニ支払いなど、お客様のご都合に合わせた方法をお選びいただけます。

止水栓の交換でお悩みの方は、ぜひ「ひろしま水道職人」にお気軽にご相談ください。